大会日程(1日目)
9月11日(土)
- 10:00~12:30
- スタートアップ・シンポジウム【後日オンデマンドでも配信】
- 12:00~13:00
- 休憩
- 13:00~14:00
- 開会式・学会賞授賞式 PDF
- 14:15~17:45
- 大会校企画シンポジウム【後日オンデマンドでも配信】
【スタートアップ・シンポジウム】(研究支援委員会)【後日オンデマンドでも配信】
- テーマ:
- 研究テーマの育て方について考える
- 【シンポジスト(報告順・報告者は調整中)】
-
- 第1報告:
- 大学院生(学部から大学院へ進学)
上西 一貴(東洋大学 大学院福祉社会デザイン研究科 社会福祉学専攻 博士後期課程、佐久大学 人間福祉学部 助教) - 第2報告:
- 現場に従事しながら大学院生として学んでいる方
子安 由美子(日本福祉大学大学院福祉社会開発研究科社会福祉学専攻博士課程) - 第3報告:
- 大学教員等として勤務をスタートした方
島﨑 剛(久留米大学)
- 【コメンテーター】
- 小林 良二(東京都立大学名誉教授)
- 【司会】
- 保正 友子(日本福祉大学) 日本社会福祉学会研究支援委員会委員長
※敬称略
研究者として「研究テーマ」をどのように追究していくか、自分自身が大切にしている「研究テーマ」をどのように深めていくか、それは研究を始めた大学院生や若手研究者の皆さんにとっては大変大きな課題であり、また興味関心が大きいテーマではないでしょうか。本シンポジウムでは、とくに研究の初期段階にある方々の研究テーマの育て方に焦点をあて、若手研究者をとりまく状況をふまえて、研究の進め方について考えたいと思います。
複数の研究者から、現在の研究テーマの設定方法や研究の進捗状況、ご自身の環境下において研究を進める上での悩みや困りごとについてご報告いただき、コメンテーターからそれぞれの立場におけるヒントや助言を得る機会としたいと思っています。
大学院生、福祉現場に従事しながら研究を進めている方、大学教員として研究がスタートした方、それぞれの立場からご発題いただき、様々な環境下において研究を進める方策について、みなさんとともに考えたいと思います。
【大会校企画シンポジウム】【後日オンデマンドでも配信】
- テーマ:
- 「死から生を見つめる福祉」~改めて生と死から社会福祉を捉えなおす~
- 【基調講演】
- 生きる意味を問う-「死んだら何もかも終わり」を駁す
宇都宮輝夫(北海道千歳リハビリテーション大学、北海道大学名誉教授) - 【シンポジスト】
- 井上 博(社会福祉法人愛泉会理事長、日本知的障がい者福祉協会会長)
佐藤 久男(NPO法人 蜘蛛の糸)
斉藤 仙邦(東北福祉大学) - 【コメンテーター】
- 大島 巌(東北福祉大学)
- 【コーディネーター】
- 都築 光一(東北福祉大学)
※敬称略
社会福祉は、人の死をどのように捉え、その上で「生」と「死」にどのように向き合うのか、議論する。
人の死は、本人の死と、それを見つめている周囲の人々が受け止める死がある。そしてさらに、周囲の人々が受け止める死は、本人の死で終わらない場合が少なくない。このとき社会福祉は、どのように本人や周囲の人々に接し、どのような支援が必要なのかを考える際、「死」に向き合ってこそ、「生」のあり方を再認識することも可能となる。そのための具体的な支援のあり方も、様々な視点からの検討が必要である。
少子高齢社会を迎え、人の死は極めて身近なものとなってきている。社会福祉の各現場の中でも高齢者福祉の現場では、死に直面している方々に寄り添うという場面が日常化してきている。また、近年度重なる災害の現場において、死と直面する場面や家族を失った方々と向き合う場面も少なくない。社会福祉の現場では、施設職員や医療ソーシャルワーカーの間で、個別事例や研究発表された事例などの報告が見受けられる。今後は少子高齢化の進行によって、「死」の場面で、本人のみならず近親者に対する社会福祉の立場からの支援のあり方が議論され、必要とされるものと思われる。これまで東北では、震災などの経験や超高齢化の進行による経験さらには高い自殺率など「死」における福祉分野の関わりは少なくない。
こうした点から今大会においては、今後に向けて社会福祉学では質や量ともに重要と思われるテーマとして「死」を取り上げ、議論を深めたい。
大会日程(2日目)
9月12日(日)
- 9:30~12:00
- 口頭発表A
特定課題セッションI~VII - 9:30~12:00
- 留学生と国際比較研究のためのワークショップ【後日オンデマンドでも配信】
- 12:00~13:00
- 休憩
- 13:00~15:30
- 学会企画セッション【後日オンデマンドでも配信】
- 13:00~15:30
- 口頭発表B
- E-ポスターは、9月11日(土)~10月11日(月)まで 閲覧できます。
【留学生と国際比較研究のためのワークショップ】【後日オンデマンドでも配信】
- テーマ:
- コロナ禍における国際社会福祉研究・教育活動
コロナ禍において、海外渡航や訪問調査が制限され、国際社会福祉研究の遂行が極めて難しくなっている。一方で、オンライン等を通じたコミュニケーションのあり方が模索され、新たな研究方法も創出されつつある。これまで、国際社会福祉研究を組織・コーディネートした経験をもつ研究者、海外で活動する研究者から、コロナ以前からコロナ禍にいたる国際社会福祉研究・教育の現状と課題について報告いただき、ウィズ・コロナからアフター・コロナを見据えた国際社会福祉研究・教育の可能性を展望する。
<第1部>
- 【発題者】
- 金 成垣(東京大学)
松尾加奈(淑徳大学アジア国際社会福祉研究所)
菅野花恵(米国バルドスタ州立大学) - 【コーディネーター】
- 黒田 文(東北福祉大学)
浅野貴博(ルーテル学院大学)
<第2部> 参加者との懇談会〈Zoomミーティング〉
発題者及び国際学術交流促進委員がモデレーターとなり、小グループに分かれて懇談会を実施します。
※敬称略
新企画【学会企画セッション】【後日オンデマンドでも配信】
今大会から「学会企画セッション」を設置することにしました。「学会企画セッション」は、学会の研究委員会が企画し、会員の研究力を高めることを目的としています。当面は、「社会福祉学における研究方法論を考える」をシリーズテーマとして開催します。
- テーマ:
- 社会福祉学における研究方法論を考える
~量的研究と質的研究の背景にある考え方を探る~
- 【シンポジスト】
- 杉原 陽子(東京都立大学)
竹本 与志人(岡山県立大学)
荒井 浩道(駒澤大学) - 【コーディネーター】
- 岡田進一(大阪市立大学)
※敬称略
日本社会福祉学会においては、これまで、さまざまな分野での研究が行われ、量的あるいは質的な研究方法論などが用いられ研究が進められてきました。今回の学会企画セッションにおいては、量的研究や質的研究を進めていく上で重要となるそれぞれの研究方法論の基本的な考え方について議論を深めていきたいと考えています。そこで、まず、量的研究や質的研究における基本的な考え方、あるいは、量的研究や質的研究で明らかにできることや、その限界についての議論を行います。その上で、量的研究と質的研究との関係は、どうあるべきなのかについての議論を進めていきたいと考えています。
特に、今回の学会企画セッションにおいては、シンポジストらが量的研究、あるいは、質的研究を進めていく上で、どのようなことに留意をしながら研究を進めているのか、また、研究の限界も意識しながら、どのような配慮を行いながら研究を進め、論文作成を行っているのかについての議論を行い、日本社会福祉学会における今後の研究のあり方についての考察を深めます。この議論を通じて、今回のセッションが、研究者として、あるいは、実践家として、社会福祉学における科学的な研究のあり方を、私たちが見つめ直す機会となればと考えています。
【特定課題セッション】(学会企画)
- 特定課題セッションII
- 「ジェンダー/フェミニズムからソーシャルワークを問う―何が実践に求められているのか―」
コーディネーター:横山 登志子(札幌学院大学) - 特定課題セッショIV
- 「災害対応において今後、社会福祉に求められる役割」
コーディネーター:大島 隆代(早稲田大学)
※敬称略