10月15日(土) 14:15~17:45
- テーマ:
- 新たな日常と社会福祉-「つながり」の未来を見据えて-
- 【シンポジスト】
- 【コーディネーター】
- 畠中宗一(関西福祉科学大学大学院社会福祉学研究科 研究科長)
※敬称略
地域共生社会の実現に向けて、地域での「つながり」の強化が進められてきましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって働き方、教育現場、家族関係、地域社会などにおいて、新しい様式へと変化せざるを得ない状況になったことで、分断されてしまった「つながり」を見つめ直し、支援の方向性を再考する必要性が生じてきました。
社会福祉学に求められるのは、新しい社会を見据えた理論と実践の統合した道筋を描くことです。しかしウィズコロナから、ポストコロナへの時代に向けて、社会はどのように変わるのかについての根本的な問いに関する議論はあまりされておらず、これからの福祉を切り拓くなかで重要な論点であると言えます。ソーシャルワークはこれまでも様々な災害に直面し生活再編に向けて、新しい支援の発見や、制度の狭間の課題に取り組んできました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた今日の社会において、改めてエッセンシャルワーカーとしての役割と存在が問われています。今後、コロナ禍における社会変動から、これまでの教訓を見渡し、地域社会を再生する手がかりを見出したいと思います。