10月16日(日) 13:00~15:30
第69回秋季大会から「学会企画セッション」を設置することにしました。
「学会企画セッション」は、学会の研究委員会が企画し、会員の研究⼒を⾼めることを目的としています。当⾯は、「社会福祉学における研究⽅法論を考える」をシリーズテーマとして開催します。
- テーマ:
- 社会福祉学における研究⽅法論を考える
〜評価の具体的な⽅法〜
- 【シンポジスト】
- 新美 芳樹 (東京大学)
大⽥ えりか(聖路加国際大学) - 【コーディネーター】
- 岡田 進一 (大阪公立大学)
※敬称略
日本社会福祉学会においては、これまで、さまざまな評価に関する研究が⾏われてきました。社会福祉学領域における評価は、一般的に、ソーシャルワーク実践や社会福祉制度が、⼈々やクライエントの⽣活の質(QOL)の向上や⽣活課題の解決などにおいて、どの程度有効であったかどうかの検討を⾏うことであるとされています。今回の学会企画セッションにおいては、評価における具体的な⽅法についての議論を深めていきたいと考えています。その上で、評価で得られたアウトカムを、実践や制度の向上に、どのように活用することができるのかについての議論を進めていきたいと考えています。
今回の学会企画セッションにおいて、シンポジストらには、評価の具体的な⽅法(医学や看護学領域でのランダム化比較試験やシステマティックレビュー)についてプレゼンテーションをして頂きます。そして、どのようなことに配慮をしながら介入に対する評価を進めていく必要があるのか、あるいは、評価と EBP(Evidence-Based Practice)との関係性についても議論を⾏い、日本社会福祉学会における今後の評価のあり⽅についての考察を深めます。この議論を通じて、今回のセッションが、研究者として、あるいは、実践家として、社会福祉学における評価のあり⽅を、私たちが深く考える場となればと思います。