大会日程(1日目)
10月20日(土) 会場: 関西学院大学 上ヶ原キャンパス G号館
9:00- | 受付開始 | |
9:30-12:00 | 若手研究者のためのワークショップ | |
研究倫理委員会特別企画研修 | ||
12:00-13:00 | 昼食 | |
13:00-13:30 | 開会式 | |
13:30-14:30 | 大会記念講演 | |
14:45-17:15 | 学会企画・国際学術シンポジウム | |
口頭発表A | ||
特定課題セッション | ||
18:00-20:00 | 情報交換会 | 関西学院会館 |
【記念講演】
演題:「日本社会の再生と社会福祉学の役割
-東日本大震災後の復興を通して日本社会の再生を考える-」
講師:室崎益輝 氏 関西学院大学総合政策学部教授・災害復興制度研究所所長
【研究倫理委員会特別企画研修】
テーマ: | 「研究論文における研究倫理上の課題と指導方法を学ぶ」 | ||
基調講義: | 二木 立 | (日本福祉大学) | |
報告1: | 柴田謙治 | (金城学院大学) | |
報告2: | 藤井博志 | (神戸学院大学) | |
報告3: | 上野谷加代子 | (同志社大学) | |
コーディネーター: | 加藤幸雄 | (日本福祉大学) | ※敬称略 |
本学会には、実務者から研究職になられた方が多くいます。しかし、学会発表や論文投稿、あるいは研究指導において、研究倫理をふまえた論文の書き方、指導方法について、上記のような方が学ぶ機会は限られています。この企画では、実務者出身に限定せずに広く会員を対象に、研究に関わる作法を学び合います。
研究論文執筆の基本的な姿勢や倫理的配慮については、本学会の研究倫理指針に示されています。この内容は、いわば最低限のルールです。学会ニュースNo.58(2011.9.30)で示してあるように、社会的弱者とされる人への最善の利益、インフォームドコンセントに関わる条項、「説明と公開」「公共の利益」「利益相反」チェック機能等について検討し、さらに研究倫理の質を高めていく必要があります。
基調講義を受け、論文査読、研究方法の模索、研究助成等の視点から問題提起を行いますが、参加者からも、例えば被災地調査方法、留学生指導のあり方等多様な視点の提供をお願いしたいと思います。
【日韓国際学術シンポジウム】 (学会企画シンポジウム)
総合テーマ: | 「多様性と人権,そして社会福祉教育の課題」 | ||
サブテーマ: | 多様な福祉問題の解決と支援の方法論をめぐって | ||
シンポジスト: | 日 本:2名(調整中) | ||
韓 国:2名(調整中) | |||
中 国:2名(調整中) | |||
コーディネーター: | 野口定久 | (日本福祉大学) | |
包 敏 | (広島国際大学) | ※敬称略 |
いま、日本社会は、多重苦(大震災の復興の遅れ、デフレ不況、超高齢少子化、人口減少等々)の只中にあります。このような環境の中で、社会福祉教育にとって、多様化する福祉ニーズと福祉サービス利用者の権利擁護に対応しうるような社会福祉援助(ソーシャルワーク)の技術開発、福祉・介護専門職の人材養成と職域の拡大、福祉・介護現場での配置が喫緊の課題となってきています。政府は、これから成長する新産業として環境・医療・福祉・介護などの分野を位置づけ、とりわけ福祉・介護分野への人材確保や職域拡大、待遇改善等の政策を打ち出しています。それに応える意味でも、多様な福祉問題の解決と支援の方法論をめぐって社会福祉教育に求められる「実践力」として、解決策に関する仮説を立て客観的事実に基づき検証できる能力を高め、他の専門職と協力してチームワークで業務を推進する力量の蓄積が求められています。本シンポジウムでは、社会福祉教育における同様の課題を抱える日本・韓国・中国において福祉ニーズの多様性とサービス利用者の権利擁護を中核に据えた社会福祉教育の課題と展望を探ります。
【若手研究者のためのワークショップ】 (大会校プログラム)
ワークショップ1:「質的調査研究ワークショップ」(定員を設けず)
ワークショップ2:「量的調査研究ワークショップ」(定員を設けず)
ワークショップ3:「コミュニケーションラボ体験」(定員24名、申込み先着順)
本ワークショップは、開催校である関西学院大学で提供する独自のプログラムであり、若手研究者(この場合の若手研究者とは、年齢に関係なく、大学院生や研究歴の浅い研究者を指します)を対象にしたものです。量的調査研究及び質的調査研究のワークショップ1,2は、若手研究者の研究手法の知識や技術の向上を目的としたものです。一人の若手研究者の研究内容の発表をもとに、各研究手法に専門家である2人の指導者によってその場でライブの研究指導を行います。その後、参加者と質疑応答を行う予定にしています。
コミュニケーションラボ体験のワークショップ3は、ビデオ等のAV機器で構成されたコミュニケーションラボシステムを活用して、相談援助場面におけるコミュニケーションスキルのトレーニングを体験します。また演習等におけるこうした手法の活用法についてのディスカッションも行います。なお、ワークショップ3は会場の収容能力の問題で、定員制(申込み先着順 4/20(金)am9:00~申込開始)になっていますことにご注意下さい。