1 テーマ:「社会福祉学に期待する -近接領域からの提言-」
2 趣 旨:
日本の社会経済は、現在も円高・デフレ不況連鎖の中で、その出口(例えば、景気回復や社会保障・社会福祉のセーフティネットの再構築等)を模索し低迷している。
社会福祉の領域では、雇用情勢の悪化による雇用不安やホームレス問題、自殺者の継続的な増加、外国人の雇用問題や生活問題が社会問題化し、高齢者虐待や若者の犯罪等も増加し続けており、あらゆる面で安全網(セーフティネット)の綻びが顕著になっている。
2008年度8月の衆議院総選挙において歴史的な政権交代がなされた。しかし、新政権は、従来からの年金、雇用、医療、福祉、少子高齢化、貧富の格差、地方の衰退、環境問題など包括的に解決する政治政策課題の対応に苦慮している。このような状況の中で、社会福祉にかかわる政策・実践・援助技術への社会的な関心が高まっている。
こうした状況を背景に、日本社会福祉学会第58回・春季大会では、本学会が任意団体から一般社団法人となる法人設立記念企画として、各研究領域において社会福祉学の課題について積極的にご発言されている方々に、近接領域からみた社会福祉学および本学会への期待や注文等について忌憚なく語っていただき、本学会長がそれらに応えて、本学会及び社会福祉学に課せられた役割を明らかにし、学会の将来展望について表明するものとする。
3 主 催:日本社会福祉学会
4 日 時:2010年3月27日(土) 15:15~17:45(受付14:30~)
5 会 場:東洋大学 白山キャンパス 1号館 1102教室 (文京区白山5-28-20)
【アクセス】
*東洋大学ホームページの「キャンパス情報」⇒「白山キャンパス」の地図参照
●都営地下鉄三田線「白山」駅から徒歩5分
●東京メトロ南北線「本駒込」駅から徒歩5分
●東京メトロ千代田線「千駄木」駅から徒歩15分
6 対 象:日本社会福祉学会会員(会員以外の参加も可)
7 定 員:300名
8 参加費:無料
9 プログラム
■ 開会挨拶 15:15~15:25
日本社会福祉学会 副会長 高橋 重宏(東洋大学教授)
■ 趣旨説明 15:25~15:30
司会:日本社会福祉学会研究委員会 委員長 杉村 宏(法政大学教授)
■ 近接領域からの発言
提言1:上野千鶴子 氏(東京大学大学院教授) 15:30~16:00
ジェンダー・女性学、ケア学の立場から
提言2:本間 義人 氏(法政大学名誉教授) 16:00~16:30
居住福祉学、住宅政策学の立場から
(休憩 16:30~16:40)
提言3:二木 立 氏(日本福祉大学副学長) 16:40~17:10
医療経済・政策学の立場から
■ 提言に応えて
日本社会福祉学会 会長 古川 孝順(東洋大学教授) 17:10~17:40
■ 閉会挨拶 17:40~17:45
日本社会福祉学会 副会長 白澤 政和(大阪市立大学大学院教授)
(プログラムの進行上、時間は多少ずれる場合があります)
10 申込み方法
次の①~⑤の事項を明記の上、下記あて2010年3月23日(火)までにE-mailまたはFAXにてお申込みください。FAXの方は申込書をご活用ください。
①氏名(ふりがな)②会員・非会員の区分(会員の場合は会員番号)③所属先名(大学等)④職業 ⑤連絡先(電話・Fax・E-mail)
11 問合せ・申込み先
日本社会福祉学会事務局 〒160-0008 東京都新宿区三栄町8 森山ビル西館303
Tel:03-3356-7824 fax:03-3356-7820 E-mail:jsssw@jt2.so-net.ne.jp