日本社会福祉学会第65回春季大会(2017年度)開催概要

■大会テーマ:
教育と福祉における協働の論点を探る
■主催:
一般社団法人日本社会福祉学会
■日時:
2017年5月28日(日)
13:00~17:00(受付12:00)
■会場:
明治学院大学 白金キャンパス 本館3階1301教室
■参加費:
事前申込:1,000円 当日:1,500円
*但し、学生(大学生・大学院生)の方は、会員・非会員を問わず、参加費を免除しますので、受付で学生証を提示してください。
■テーマの趣旨:
 子どもの貧困、児童虐待の増加、いじめ、少年事件など子どもを取り巻く課題は後を絶たない。まさに社会に潜む矛盾、格差や貧困の問題が影響している。この危機的な現状に、子どもの権利を正面から取り入れた児童福祉法の一部改正が成立した。また教育分野においては、子どもの貧困対策に関する大綱や中央教育審議会に、チームとしての学校や地域学校協働に関する答申をきっかけに、家庭・学校・地域をどう連携・協働していくのかといった社会福祉との協働のあり方が正面から議論されるようになってきた。実践としても、各地域主体で学習支援や子ども食堂の開設、スクールソーシャルワーカーの増員など福祉と教育の重なりにあたる実践が展開されるようになっている。しかし教育と社会福祉の両者をつなぐ課題は山積しており、政策的にも実践的にも、その必要性は理解されながらも、十分な共有化・協働化には至っていない。
 こうした時期だからこそ、教育と社会福祉をつなぐ本質や原点を見直す必要があるのではないか。なぜ今、教育と福祉の交差がクローズアップされているのか。その歴史的背景や社会的ニーズについて考えることからはじめたい。そのなかで理論構築をしていくことで、政策や実践の場面において両者をつないでいくことができると考える。
■プログラム:
*敬称略
*プログラムの進行上、時間は多少ずれる場合があります。
【全体司会】倉田康路(西南学院大学)
開 始 13:00
開会あいさつ 岩崎晋也(日本社会福祉学会会長・法政大学)
基調講演
「持続可能な福祉社会」
【講師】広井良典(ひろい よしのり)

京都大学こころの未来研究センター教授
1961年生まれ。東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)、同大学院修士課程修了後、厚生省勤務をへて1996年より千葉大学法経学部助教授、2003年同教授。2016年4月より現職。専攻は公共政策及び科学哲学。著書に『日本の社会保障』(エコノミスト賞)、『コミュニティを問いなおす』(大仏次郎論壇賞)、『ポスト資本主義』など多数。

シンポジウム
「教育と福祉における協働の論点を探る」
【シンポジスト】
山野則子(やまの のりこ)

大阪府立大学 教育福祉学類 教授(子ども家庭福祉・スクールソーシャルワーク)。実践家と研究者の相互作用によるマクロ実践の実証的研究に取り組んでいる。『すべての子どもたちを包括する支援システム(編著・せせらぎ出版・2016年)』『エビデンスに基づく効果的なスクールソーシャルワーク(編著・明石書店・2015年)』『子ども虐待を防ぐ市町村ネットワークとソーシャルワーク(単著・明石書店・2009年)』 

小川正人(おがわ まさひと)

放送大学教授、東京大学名誉教授:専門(教育行政学)。著書に『戦後日本教育財政制度の研究』(九州大学出版会)、『教育改革のゆくえ』(ちくま新書)、『市町村の教育改革が学校を変える-教育委員会制度の可能性』(岩波書店)、『ガイドブック 教育法』(三省堂)等。現在、文部科学省の中教審副会長・初等中等教育分科会長

原田正樹(はらだ まさき)

日本福祉大学(学長補佐) 日本福祉教育・ボランティア学習学会会長 福祉教育・地域福祉を専攻。福祉教育の原理として、主体形成と自治、地域共生社会やESD(持続可能な社会の開発)のあり方を考え、方法論としてサービスラーニングを自ら実践。同時にコミュニティソーシャルワークの視点から教育福祉(生活困窮)にも関心を持つ。

松本伊智朗(まつもと いちろう)

大阪府堺市生まれ。社会的養護、貧困問題を中心に研究。北大大学院中退後、帯広大谷短期大学、札幌学院大学を経て、現在北海道大学教育学研究院に勤務(教育福祉論)。主な仕事に「子どもの貧困(共編著、明石書店、2008年)」、「子ども虐待と貧困(編著、明石書店、2010年)」、「貧困とは何か(L・リスター著:監訳、明石書店、2011年)」、「子どもの貧困ハンドブック(共編著、かもがわ出版、2016年)」など。

【コーディーター】
山縣文治(やまがた ふみはる)

1954年生。関西大学教授。専門は、子ども家庭福祉。日本社会福祉学会では、理事として、総務担当、機関誌編集委員長、研究委員会委員長、研究倫理委員会委員長などを務める。その他の社会活動としては、厚生労働省社会保障審議会臨時委員、児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会委員長、子ども家庭福祉人材の専門性確保ワーキンググループ座長、家庭養護促進協会副理事長、全国保育サービス協会副会長など。

閉会あいさつ 黒木保博(日本社会福祉学会副会長・同志社大学)
終 了 17:00
*同日10時から正午まで、定時社員総会(本館3階1301教室)が開催されます。
代議員でなくても会員であれば参加できますので、多くの会員の皆様のご参加をお待ちしています。
■参加申込み方法:
Webによる事前参加申込を行います。
学会HPの第65回春季大会案内のページからアクセスし、必要事項を入力の上、申込を完了してください。
申込完了後、申込完了通知メールが配信されます。参加費納入先は郵便振替口座です。
口座情報は申込完了通知メールに記載されていますので期限内に振込を完了してください。
事前参加費の振り込みを持って、正式な事前参加申込手続き完了となりますので、振り込み期日の厳守をお願いいたします。
・システム参加申込締切: 5月8日(月)
・大会参加費納入締切:5月10日(水)
郵便振替用紙の通信欄には、受付番号を記入してください。
お振込費用はご本人様負担となりますので、予めご了承ください。
手話通訳が必要な方は事前(5月8日(月)まで)にヘルプデスクまでご連絡ください。
■申込み・連絡先:
一般社団法人日本社会福祉学会大会ヘルプデスク
〒162‐0801 東京都新宿区山吹町358-5
TEL:03-5937-0047 FAX:03-5227-8632 E-mail:jssw-spring@bunken.co.jp